FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

緩和療法


「生き方上手」の日野原先生の特集を、テレビで見たんです。
末期がんの患者さんを、100歳になられた先生が、きちんと一人一人、見て回って、そのひとをきちんと見つめてお言葉を与えていて。

「もっとお食事が食べれますよ、あなたは」
「手を握って見て下さい。ほら、こんなに力がある」
「お孫さんの顔を見れるようにがんばりましょうね」

そうお言葉をかけてまわる。
そうするだけで、患者さんは不思議なほどに元気になる。

……入院してわかったけれど、病院には実際は、そんな言葉を与えてくれる方は少ない。
忙しいから、病気と戦うのが専門のお医者様ばかりだから、仕方がないと思う。
でも日野原先生のそのテレビを見て、わたしは胸が熱くなった。
涙があふれた。
こうやって。

人は、こうやって、自分ときちんと向き合って、温かな言葉をかけてくれる人がいれば、それだけでどんなにか救われるのだと。私は思う。
信じている。
病と闘うために赴いた病院で、身動きが取れず、同じ景色の中で、ただ過ぎる時間ばかりを感じているだけでは、人は弱る一方だ。
寂しさに、恐怖に、気がくるってしまう。

ああいう温かな言葉を忘れない人に成りたい。
ああいう場所で、音楽を奏でるひとになりたい。
そして皆さんに笑ってもらいたい、と思う。

そして思うことは、父は、どんな気持ちで入院生活を送っていたのかなということ。

あれからもう、六年が経ちました。





21:58 | つれづれ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
きらっきらー | top | 私は

comments

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://odetojoy.blog81.fc2.com/tb.php/765-53b06f24
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。